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PROFESSIONAL FIDELITY
Complete Set
SPL JAPANがドイツ本社やデュッセルドルフ・ケルンの著名スタジオで聴いてきたサウンドをフィードバックし、日本の環境で機材本来の能力を引き出すコンプリートセットをご用意。
国際エンドーサーがヨーロッパで聴いてきた、SPLの深い芸術性溢れるサウンドを組み上げるために機材構成を厳選しました。
SPL Director Mk2, Phonitor x, EQUI=TECH Son of Qの合計参考価格
東日本仕様 ¥1,228,700(2R-E / 税込み)
西日本仕様 ¥1,085,700(1.5R* / 税込み)
西日本仕様 ¥1,140,700(2R*/ 税込み)
【地域設定について】60Hzモデルの場合は、電源容量が1500/2000VAの
2種類からお選び頂くことが可能です。また、50Hzモデルは、海外仕様と
なりますため、2000VAモデルのみのご案内となります。
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コンプリートセットの目的は、ドイツ本国のサウンドを日本で鳴らすこと
- ドイツでは同じ機材から色合いがより豊かで、より艶やかな音色はなぜ生まれる -
ドイツの北西部に所在するデュッセルドルフ市街地から車で1時間ほど走り、田園地帯に出るとオランダとの美しい国境沿いにSPL electronics GmbHは所在します。歴史的な芸術家である作曲家のシューマンや、詩人のハイネを育んだ、麗しくも芸術溢れる街並みと伝統ある史実は、最先端の哲学を持ちながらも、洗練された芸術的センスを前面に押し出すSPL社を生み出すには絶好の立地だったと言えるでしょう。
SPL JAPANは、2018ドイツワールドカップ公式曲に参加するなど、国際的に高く評価を得ていたSPLエンドーサーの古屋博敏を中心として設立されました。
エンドーサーが中心となることで、ドイツ本社との親密な人間関係を背景としながらも、国際エンドーサーとして各機材のサウンドを熟知した上での運営となることから、SPLのアーティスティックな部分が全面的にアピールされる形となり、よりユーザー目線からのアプローチが人気を博すきっかけとなりました。
そしてSPL JAPANの運営と共に、一つの課題が私たちに持ち上がりました。それは同じ機材を用いたとしても、ヨーロッパと日本国内で鳴らされるサウンドが、余りに異なる事実を克服することでした。
エンドーサーのオーディション(世界で5~6人が選抜される)は、勿論ドイツ本国で行われることから、日本とドイツとでAC電源環境の違いからくる、サウンドの違いを肌身で感じていました。ドイツ本社では、色合いが豊かでより大きな音像で鳴らされるサウンドに対して、日本では明らかに音色の艶やかさも芸術性も失われてしまう。それは日本がAC100Vに対し、ドイツはAC230Vで運用されており、そのパワーに着目した際には大きな違いがあるのではないかという議論がなされることがあり、実際にSPL JAPANを運営するグループ会社の音楽制作スタジオでは、AC200Vを引き込み、AC230Vへ昇圧させてマスタリング機材の運用を行うに至っていました。
電圧による音の違い、つまりは機材としての能力を発揮できるか否かは、電圧に依存しているのではないかという一つの結論を導き出していましたが、230vの運営はコスト面からしても余りに負担が重すぎる故に、現実的とは言えません。
様々にトライアンドエラーを積み重ね、最終的に行き着いた結論として、EQUI=TECH社のクリーン電源を用いることで、日本国内でもドイツ本国と変わらない色合いと艶やかさ、そして音像を創り上げることができ、SPL JAPANとして正式に取り扱いを開始するという運びとなりました。しかもとてつもない額面の投資を必要としなく、100vから115への昇圧を行うのみで、明日にもすぐに運用可能である手軽さも魅力です。
私たちの導き出した結論は、電圧よりも電源の安定化により、機材の能力を最大限引き上げることでした。
EQUI=TECHの機能として、まず国内の先進国で最悪レベルと言われる電圧の不安定度を全面的に改善させ、優れた安定化を図ると共に、ノイズに塗れた家庭用電源を綺麗に整えることができるという点が挙げられるでしょう。生活家電やエアコンなどと同じ分電盤から電源を供給しているご家庭が多数あるであろう日本の電源事情においては、如何にそれらから不要なノイズの回り込みを遮断できるかが重要な事項であり、EQUI=TECHはそれを実現します。
また、他の魅力としましては、バランス電源に変換されて出力されてくるという点があります。日本の電源は通常100V-0Vの2線式にて家庭内配線がなされていますので、アンバランス接続となり、ノイズが打ち消されにくい仕組みとなっております。それに対し、バランス出力を提供するEQUI=TECHは、機器内にて入力信号をバランスに変換し、50V-50V-0V(AC100V時) / 57.5V-57.5V-0V(AC115V時)での電源供給を可能とします。バランス電源にて駆動をさせることで、更なるノイズレスな再生環境を可能とします。
Director Mk2ならびにPhonitor xをEQUI=TECHを通じて駆動させて頂くことで、本国ドイツでの再生環境を再現することが可能となり、デバイスの能力を最大限に引き出し今までにない音楽体験を可能とします。

デュッセルドルフの中心街を象徴するケーニヒアスレー

美しいライン川は、多くの史実に登場する

ロベルト・シューマンハウス。旧市街の一角に溶け込む

トーンマイスターの2人と、SPLエンドーサーの古屋博敏。ケルンにて

SPL社マーケティングマネージャーのサーシャ・フロッケンと古屋博敏

2017年SPL本社にて、新作発表前のPhonitor x
構成機材

Director Mk2

Director Mk2は、最大でPCM 768 kHz / 32 Bit, DSD4をサポートする、非常に高精度で細分化された密度の濃いサウンド表現を可能とするDAC / プリアンプです。デジタル入力には、クラスコンプライアントモードに対応したUSB2.0接続をはじめとして、AES/EBU、同軸デジタル、光デジタル(角型)の計4種の入力を装備しています。また、アナログ入力には、XLRバランス入力を2系統、RCAアンバランス入力を4系統の計6系統を備えておりますので、幅広いソースからの信号をコントロールする、再生システムの中核となる役割を果たします。
また、インサートセンド・リターン端子をお好みのアナログイコライザー等に接続いただき、音色の調整をしていただくことが可能です。入出力レベル調整のためのスイッチもございますので、多種多様な機器と組み合わせて、柔軟にご使用いただけます。
Director Mk2には、XLRバランス出力端子によるスピーカーアウトとRCAアンバランス出力端子によるダイレクトアウトの2系統の出力があり、スピーカー・パワーアンプとの組み合わせや、外部ヘッドホンアンプ等への接続を容易としています。Director Mk2が実現する濃密かつ広大なサウンド表現をシステム全体にぜひ組み込んでください。SPLであるからこそご提供可能な、新たな音楽鑑賞体験をご堪能ください。

Director Mk2フロント側にあるインプット切り替えスイッチ

Director Mk2リア側にあるXLR / RCA出力端子

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Phonitor x

Phonitor xは、SPL独自のクロスフィード技術であるPhonitor Matrixを、120V VOLTAiRテクノロジーと組み合わせることで、広大なダイナミックレンジと空間表現を可能としているバランス対応ヘッドホンアンプです。アナログ入力には、XLRバランス入力を1系統、RCAアンバランス入力を1系統の計2系統を備えており、また出力端子として個別にダイレクトアウト(スレーブアウト)に設定可能なスピーカーアウトをXLR/RCA端子それぞれに1系統ずつ備えておりますので、お好みの機材を数珠繋ぎにて接続されることが可能です。
Phonitor Matrix機能は、シミュレートするスピーカーの角度を設定可能なAngleスイッチ、左右の信号の混ざり具合を調整可能なCrossfeedスイッチ、そして、センターの定位を調整可能なLateralityスイッチの3機能により構成されております。幅広いセッティングが可能ですので、ぜひお好みのポジションを探されてください。次世代のヘッドホン音楽鑑賞をPhonitor xでご体感ください。
Phonitor xにはXLR-4Pin接続のバランスヘッドホン接続端子が従来のTRS接続端子と合わせて装備しています。ヘッドホンのバランス接続による空間表現は、Phonitor Matrix技術が可能とするサウンドスケープ表現と相まって、お持ちのヘッドホンからの再生音をさらに繊細かつ濃密なものへと昇華させます。ぜひ対応するヘッドホンと組み合わせて、SPL Phonitor xの世界をより深めてください。

CrossfeedおよびAngleを使用してPhonitor Matrixを設定します

XLR-4Pin端子とTRS端子が装備されています

EQUI=TECH Son of Q 1.5R (60Hz) / 2R-E (50Hz)
EQUI=TECH Son of Qは、SPL JAPANが公式クリーン電源として採用している、アメリカ製電源システムです。NASAやMicrosoft社への導入実績もある、非常に信頼性の高いブランドです。先進国の中で最悪と言われている日本の家庭用電源の不安定な要素を排除することができ、また、分電盤から回り込む生活家電のノイズをシャットアウトさせることで、更なる高純度の音楽再生を可能とします。
ハイエンドモデルであるModel Qの血筋を引いたSon of Qは、余すところなくその製品理念を取り込んだコストパフォーマンスに優れた機種です。音楽の本場であるヨーロッパ・ドイツ生まれのSPL機器を、EQUI=TECHと組み合わせることで、各機器が持つ本来の能力を引き出すことが可能となります。ドイツ本国のサウンドをぜひ皆様のご自宅でご堪能ください。
Son of Qには、西日本専用(50Hz)モデルと東日本専用(60Hz)モデルがあり、お住まいの地域に合わせてお選びください。西日本モデルにつきましては、受注生産品となりますため、ご納品にお時間を頂戴いたします。納期目安につきましては、SPL JAPAN内お問い合わせフォームよりお気軽にご質問ください。
※AC100VからAC115Vへの昇圧につきましては、別途ステップアップトランス等をご用意の上、組み合わせてご使用ください。単相3線式AC200VからAC115Vへ降圧される場合にも、別途ステップダウントランスをご用意ください。Son of Qには電源昇圧・降圧機能は内蔵しておりません。




Cordialケーブルと機器の接続について


【SPL JAPAN公式採用のCordial製ケーブルについて】
ドイツ・ミュンヘンを拠点とするCordial Cablesは、ドイツはもちろん、ヨーロッパ地域において、圧倒的な品質と例えるなら水のような、余計な要素を一切排除した、各機材が持つ本来の最高性能を引き出すケーブルを製造しています。
Complete Setで採用しているCEON DJ RCAケーブルは、タイトかつ濃密なサウンドを提供し、SPL機器と組み合わせた際には、広大なサウンドスケープをより精密に構築し、楽音を再生します。XLRケーブルであるCPMケーブルは、Director Mk2が放つ濃厚でリッチなサウンドを、一切の色付けをすることなく、パワーアンプやアクティブスピーカーへと伝達します。
【Director Mk2からPhonitor x Analogへの接続】
ダイレクトアウト端子(Director Mk2 / RCA)からCordial Cables CEON DJ RCAケーブルを使用してアナログ入力端子(Phonitor x / RCA)と接続する
※Director Mk2のXLR出力端子(スピーカーアウト)は本体正面のボリュームが干渉してしまいますので、ヘッドホンアンプの接続には使用しません。
【Phonitor xから他社製機器へのスレーブアウトについて】
Phonitor xにはXLR・RCA出力をそれぞれ個別にダイレクトアウトとしてご使用頂けますので、追加のヘッドホンアンプ等をお好みのケーブルを使用して接続して頂き、同時に併用して頂くことが可能です。
【Director Mk2からスピーカーへの接続】
スピーカーアウト端子(Director Mk2 / XLR)からCordial Cables CPM 3 FMケーブルを使用して、Performer s800やお好みのスピーカーアンプ、もしくはアクティブスピーカーの入力端子へ接続をしてください。Director Mk2のフロントパネルのボリューム位置が反映される出力となります。
【Son of QとSPL機器の接続について】
EQUI=TECH Son of Qから最大限の恩恵を受けて頂くために、家庭用AC100V電源を市販のステップアップトランスもしくはステップダウントランスにてAC115Vへ昇圧・降圧して頂き、その出力をSon of Qへと接続してください。Son of QからSPL Director Mk2およびPhonitor xに接続する電源ケーブルについては、各機器に同梱しておりますケーブルをご使用ください。


ご購入について
SPL JAPAN ダイレクトショップ内にてご購入をいただけます。Redモデルにつきましては、受注生産となりますので、ご購入頂いたのち、1ヶ月半から2ヶ月でのご納品となります。ご不明点等ございましたら、お問い合わせフォームもしくはお電話にてお気軽にご質問ください。
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